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高町ヴィヴィオ。
ミッド式の成績はいたって普通。
習得速度なども特別目立った成績はなし。
ベルカ式の成績は上位で習得速度も速いがずば抜けた能力ではない。
エースオブエースの娘ではありながら魔法の成績に関しては並というのが、学校や周りの評価として記録されている。
母親と比べられたりもするがヴィヴィオ自身はそれで落ち込んだりする素振りはない。
「…世の中ありすぎる力っていうのも不幸だもんな」
ヴィヴィオの通知表を見てヴィータはつぶやく。
ヴォルケンリッターやナンバーズにエースの母親など、ヴィヴィオに魔法を教えている人間はたくさんいる。
それだけいてこの程度の成績なのかと普通は思われるだろう。
「だからデバイスにリミッターをかけているんだけどね」
実際はヴィヴィオ本人とデバイスに大きなリミッターをかけている。
レリックがなくなったとはいえヴィヴィオの魔力はS-があるのではないかとも言われているし、本人の才能と努力する継続力はまさに母親譲りだ。
「それに本来の力を今のヴィヴィオが使うと私みたいに体がついてこなくて壊れてしまう」
「そこまで心配しておきながら、ヴィヴィオがシグナム達と鍛練するのとか自分で魔法を教えたりとかよく思い立ったな。私もなのはの頼みだからやってるけどさ、心配でしかたないぜ?」
「私も心配だよ。でも何も知らないまま魔力が暴走する可能性もあるわけだし、それならちゃんとした知識とかを教えて自分の扱える魔法を理解しておくほうがいいと思うの」
「なるほどな。…ヴィヴィオはなのはに憧れて砲撃魔法を覚えようとしているけど、ありゃ典型的なベルカ騎士の素質なんだよなぁ」
ディバインバスターを習得はしたが、やはり目標の性能を引き出せないし射撃系呪文全般においては近接戦の技術と比べて覚えが悪い。
「そのおかげであの学校で他の生徒と同じぐらいだから、私としては嬉しいところだよ」
母親の表情で喜ぶ表情にヴィータもしゃーねえかと言いながらヴィヴィオの頑張りを応援する。教官としてはベルカ式の技術を教えたいが、普通の女の子として育てたいが第一にある時点で、管理局員を目指さない限りは必要がない。
「…ん、緊急通信だ。何か大きな事件が起きたかな」
教官である2人に緊急通信がある場合、JT事件などをはじめ前線メインの局員だけでは手が足りないなどの時が多い。
「…嘘だろ」
内容を確認した二人の顔から血の気が引いていく。





「ヴィヴィオの持っている特注デバイス使ってもいい?」
「うーん。凄く使いにくいと思うよ」
訓練生時代のスバルやティアナ同様、オリジナルデバイスを持ってくる生徒は何人かいる。大半は親がお金もちだからという贅沢な奴が多い。
ヴィヴィオも一応母親である2人は管理局でも階級が高い方で、お金の面でいえば裕福な方であるが、リミッター制限をつけるためになのはが特別に用意したものである。
シグナムのレヴァンティンを参考にボーケンフォームとシュランゲフォームを排除し、ラケーテンフォームを追加したガンブレイド型デバイス。
邪魔な機能を完全に省いて、カートリッジはシリンダーに入れるリボルバー式。さらには手動リロードと言う無骨もいいところなデザインで14歳の少女が持つにはあまりにも可愛げのない。
まさにこれ以上はないってほどのベルカ式搭載のアームドデバイス。
デバイスに性格があるならバルディッシュに似た無口なタイプだ。
「バルムンク…いいかな?」
「OK」
バルムンクと呼ばれたガンブレイドは、ヴィヴィオの友人の手の中でその形を展開していく。
「…重っ!?」
手渡された少年はあまりのおもさにバルムンクを落としそうになる。練習用デバイスとは違い、ヴィヴィオの持つバルムンクはまさにレヴァンティンを参考にした実戦向けのデバイスで重量は軽く3倍はあると言っていい。
「とりあえず補助魔法を……」
少年の得意な補助魔法を発動させようとするが、彼が頭で組み立てた魔術式をバルムンクは受け付けない。
「…あれ?」
「ね、使いにくいでしょ」
ヴィヴィオはバルムンクを返してもらう。
「バルムンクごめんねー。インテリジェントデバイスと違ってこの子はこうしないと駄目なんだよ」
ヴィヴィオの展開する魔術式は、他のデバイスならサポートして省略してもいい範囲まで含まれている。
普通の局員なら覚えなくても十分に生活していけるほどの細かい式だ。
「こっちのデバイス使えばヴィヴィオの成績はもっとよくなるんじゃないの?」
汎用性が高く幅広く補佐してくれるインテリジェントデバイスや演算能力などを強化したストレージデバイスを指さす。
「そうなんだけどね。この子はママや大切な友達が作ってくれたデバイスだから」
変わったものを作る親だなと少年は心で思いながらも空気を読んで言葉にはしない。
高町なのはの名は有名で、その人が考えもなくそんな変なものは作らないだろうということは学生でも理解できる話だ。
「あ、ユーノさんが来たから私帰るね! また明日ー」
「またねー」
今日のお迎えはユーノだった。
立場上ある程度の護衛はつねに誰かがいる状況であるが、基本的には友達同士で帰るところを遠くから見ている程度だ。
だが、たまに一部の護衛はこうして一緒に帰るために姿を現せる。
そのうちの1人がユーノである。
「元気にしてたかいヴィヴィオ」
「うん! バルムンクも元気だよ」
「sir」
相変わらず無口なデバイスだなとユーノは苦笑を浮かべる。
レイジングハートならユーノもお元気ですか? と、気のきいた返し文句の1つでも言うところだ。
「ヴィヴィオには少し残念なお知らせだけど、ママ達は緊急事態で今日は帰れないらしいんだ。アルフも遊びに来てくれているし今日は僕の家でお泊まりになるけどいいかな?」
「いいよ!」
2人ともに急用ができたときは、アイナさんの家やユーノの家でお泊まりはよくある。まれに八神家にお世話になることもあり、機動六課の面々には今でもお世話になっている。
「じゃあ明日の準備だけ取ったら今日は3人でご飯を食べにいこう」
「わーい」
2人は手をつないで帰路につく。
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冬コミの奴も終わりが見えて来たのでそろそろサイトの更新も再開していこうと思います。
ついでにいろいろと改装もしてみようかなと考え中
12月までには原稿書き上げたいので
終わり次第あれこれサイトのほうでもやっていきます。
だいたいの目安は25日ぐらいかな。
それまではカリムさんの短編を気分転換にUPするぐらいと思います。


貯まってきたネタも多いのでサイト版無限と同人版無限の大幅変更もつけつつ
リリカルなのはの自分なりの新約なのはを考えたいですね
らしいですね。
サイフはショウさんなのでお任せしてましたけどw


次の休みに新刊告知をしようと思います!
無事家に帰ってきましたよ。
衣装をクリーニングだしたり着払いの荷物を受け取ったりとやることはまだありますが
問題がでることもなくイベントを完了できてなりよりです。


次回はリリマジ5の参加になりますね!
カリムさん合同誌を新刊にザフィーラ合同誌にも参加します。
アリサ すずかでも本を書いていきたいですしやりたいことが山のようだ。


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八神 桜花
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ロト6を当ててNEETになる
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自己紹介:
とってもバーニングしてる人
バーニングアリサをメインにSSを書いて誰よりも熱くなるつもりらしい
細かいことはメインHPまでどうぞ!






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